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2010年5月23日日曜日

妊娠と肌(シミ)

妊娠と肌(シミ)

妊娠すると体に変調がきます。皮膚にも当然変化が起こります。
湿疹、ジンマシン、中毒を思わせる皮膚病変がみられることもあります。
多くは、妊娠3、4ヶ月目と6、7ヶ月目です。
妊婦によく見られるのは、顔のシミです。妊娠性肝斑と呼ばれています。
妊娠2、3ヶ月目から目立ってきます。

また妊娠すると、乳首、わきの下、臍、陰部、下腹部正中線の部分の
白線に色素沈着が目立ってきます。これはエストロゲンによるもので、
エストロゲンの分泌量が増えてくるにつれて、
首から胸、ときには上肢の皮膚にクモのような形をした紅い血管の拡張が
あらわれてくる人がいます。クモ状血管腫と呼ばれています。
これも分娩後は自然に消えていきます。

妊娠しておなかが大きくなると、皮膚は適度に伸展されて
緊張してきます。そのため皮膚の弾力繊維が切断されてきます。
その結果、皮膚の割線方向と直角に、皮膚に条が入ってきます。
はじめは紫紅色ですが、次第に皮膚色から黄白色になってきます。
これを妊娠線条と呼んでいます。

これは生まれつき弾力繊維の弱い人ほど目立つといわれています。
妊娠しなくても、若い女性の太ももにできることがあります。
とくに太った女性に多いです。
一般に妊娠の皮膚には血管運動神経の失調があり、
皮膚の毛細血管の透過性がたかまっていて、浮腫をみることが多いです。

スタッフより
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