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2010年5月30日日曜日

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎

乳児期は、主として顔面、頭部に赤く腫れた皮疹ができます。
かゆみがあり、かきこわすと滲出し、びらんします。
頭部から体幹、四肢へと広がっていきます。

幼少期は頸部、肘の内側、膝の裏側など、
限られた部位に乾燥型の湿疹ができます。
皮膚が苔癬化する(キメが荒くなり厚くなる)傾向が強い。
体幹、四肢には毛孔に一致した角化性丘疹がみられます。

成人期は乾燥型の慢性湿疹のような症状が広範囲にみられ、
とくに上半身は症状が強い。ときに全身が赤みを帯び、
皮膚表面がフケのように剥がれ落ちる状態がみられます。

幼少期から成人期にかけては皮膚の乾燥、
皮脂分泌能の低下など、バリアー機能の低下がみられ、
病変部以外の皮膚も湿疹を起こしやすい状態にあります。
アトピー性皮膚炎の原因とされるものは、じつに様々です。
アトピー性皮膚炎患者の皮膚はバリアー機能が低下しているため、
些細なことも刺激となります。適切なスキンケアによって皮膚を保護し、
機能を正常に保つことは,治療の補助的手段として重要だといえます。

スタッフより
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