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2010年5月21日金曜日

ニキビ

ニキビ
思春期の男女に多い。多くは脂性の皮膚の上にできます。
思春期男女にできる「ニキビ」は若年性座瘡とも呼ばれて
最も多くみられるものです。
20歳以後、時に40歳近くなっても、
なお「ニキビ」ができてくることもあります。
これを成人座瘡と呼んでいます。
「ニキビ」にはいろいろな皮膚の発疹が混じっています。
それは次のような経過を経て、
できてきたいろいろな病型が同時に顔にできているからです。
「ニキビ」の始まりは皮膚が脂性になってくることで、
とくに眉間、鼻翼のまわり、鼻唇溝、口囲などの顔の脂漏部位に
はじめは目立ってきます。
それにつれて毛孔に油性のものがつまって多少たかまってきます。
そうしてついには毛包の中に黄白色の皮脂の塊ができてきます。
その頂点が外気にふれて黒く変色していることが多い。
それを押出すとウジ虫のような黄白色の柱状のかたまりで、
その先が黒くなっています。
これが面皰(コメド)で、「ニキビ」の第1の段階です。
表面が黒いコメドを黒ニキビ、黄白色のものを白ニキビと呼んでいます。
それにつづいて、この面皰を中心に、周りの皮膚が紅くなってたかまってきます。
これは丘疹で、「ニキビ」の第2段階です。
「ニキビ」のように脂漏性の皮膚は、一般的に細菌感染を起こしやすい。
そのために「ニキビ」が膿んできます。
これは膿疱で、「ニキビ」の第3段階です。

「ニキビ」は男女ともに、性ホルモン、
とくに男性ホルモンの分泌が多くなる思春期になって現れます。
この時期には脂線が発達してくるため、
皮膚が脂性になって、面皰をつくり、
それから「ニキビ」に発展していきます。
そのため,脂線の発達が少ない小児期には「ニキビ」はできません。
「ニキビ」をもつ女子では、
月経が不順であったり、それに伴って苦痛を訴える人が多いです。
男性ホルモンが、女性ホルモンに比べて、正常の人より多い人に
「ニキビ」はできるということになります。
便秘したり、チョコレート、クリーム、バター、
チーズ、ココア、砂糖などの食物などで、
「ニキビ」が悪くなるといわれています。

スタッフより
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