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2010年5月15日土曜日

内臓と肌 (1)


肝臓と肌
(肝腎かんじん=大事)
『肝心かなめ』ということばがあるように、
私たちにとっては肝臓は大切なものであります。

肝臓の大切な働きの1つで、栄養の貯蔵庫になっています。
体の要求に応じて、必要な糖分を体に与えます。
イギリスで行った実験では、
1年間ビタミンAをとらなくても、
ビタミンA欠乏症を招くことはありません。
反対に肝臓の働きが悪いと、
ビタミンの貯蔵能力が悪くなるために、
ビタミン欠乏起こりやすい。

もう1つは、体内でできたり、
体外からとりいれた毒物を無害なものにする働きをもっています。
これは肝臓の解毒作用と呼ばれています.
そのため肝臓が悪くなると血中を有毒なものがまわることになります。
皮膚には小さな血管が多い、皮膚がたえず働いているために、
それに必要な栄養を十分与えるためにそうなっているます。
血中を有害物質がまわりますと、
それが逆に皮膚にひっかかることが多くなってきます。
そのために皮膚が荒らされてきますし、
いろいろな変化が起こってきます。
例えば腐ったものを食べてジンマシンができるのは、このためです。

美容上大切な点は、肝臓が悪くなると皮膚が日光に過敏になってきます。
そのため日光直射を受ける顔の皮膚が荒れてきたり、
紅くなって、ほてってくることが多いです。
また皮膚の血管が広がってきます.
そのため手のひらが紅くなったり、
顔から額、胸にかけてクモの形をした血管拡張が現れてきます
(クモ状血管腫)

腎臓と肌 

腎臓は、体の中の老廃物を排泄するところです。
そのため、腎臓の働きが悪いと、
血中に有害物質が多くなって、皮膚が荒らされてきます。
その上皮膚が乾燥してくる傾向が強い。
腎臓が悪くなりますと、皮膚がむくんできます.
これは皮膚の中の水分が多くなり、皮膚の表面が光沢のない、
くすんだものになってきます。

スタッフより
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